夢見る外国為替
整体師の雑記帳
整体師の雑記帳。技術、よもやま話、施術のことなどとりとめも無く。
201709<<12345678910111213141516171819202122232425262728293031>>201711
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
腰痛・鼠蹊部(そけいぶ)と下肢外側の痛み
久しぶりの臨床報告です。

40歳代男性。右腰椎5番辺りと右鼠蹊部(そけいぶ、左右の大腿部の付け根の前側)の痛み、及び、右下肢外側から小指にかけての痛み。

数日前より痛み出してきた。現在は歩行がやっととの事。

触診及び動診(モーションパルペーション)にて検査したところ、右腸骨後方下方変位、仙骨底の右下方変位、第5腰椎の右横突起後方変位、骨盤全体の右上がりが認められる。

右腸腰部・仙腸関節部の軟部組織に強い緊張が見られ、痛みの発現している部位から腸腰靭帯と後仙腸靭帯の関連痛(硬節痛、Sclerotomal pain)が疑われた。

アクティベータにて、頚椎上部、胸椎上部、腰椎下部、骨盤・仙骨の変位を矯正。背部筋膜リリースの後、脚部のバランスをスティルテクニックで調整。

ドロップテーブルにて腰椎5番を矯正の後、立位、座位にて自動運動検査(自分で動いてもらう検査)を行ったところ、痛みはほぼ消失。2~3日様子を見てもらい、痛みがないようであれば、再度来院の必要は無しと話しをして施術終了とした。



腰から脚にかけての痛み、というのはよくありますが、難しいのは原因の鑑別です。下肢外側の痛みだけであれば、小・中臀筋のMPS(筋筋膜疼痛症候群)の可能性が大きいのですが、鼠蹊部の痛みが伴っていれば話しが違ってきます。

この鼠蹊部の痛みが腸腰靭帯の関連痛なのです。詳しくは下の図をご覧ください。
硬節痛
Foundations of Osteopathic Medicineより引用

Iliolumbar ligament pain というのが腸腰靭帯の関連痛、Posteriorsacroiliac ligament painが後仙腸靭帯の関連痛になります。

筋筋膜の関連痛はMPSとして知られていますが、この硬節痛、特に靭帯からの関連痛はあまりポピュラーではありません。
TrP療法で小・中臀筋のMPSを狙って治療していながら、なかなか良い結果がでない、という先生は、腸腰靭帯と後仙腸靭帯も視野に入れていただくといい結果がでる事でしょう。


総合整体 けいらく堂
http://www005.upp.so-net.ne.jp/keirakudo/
スポンサーサイト
脚・腰の痛み
40歳代女性。脚を前に伸ばしたまま座ると右臀部から右腿うしろが痛くなる。普通に椅子に座っていて、骨盤右側に体重を掛けると痛みが同様に出てくる。立位で腰を前に曲げても同様に痛み有り。

施術前検査でSLR左(-)、右75度でやや痛みがでる。うつ伏せで脚の長さを測ると、右脚が2センチほど短いが、うつぶせのまま、顔を右に向けると脚の長さが揃う(頸椎症候あり)。聞き取り検査では、仕事で夜遅く食事を取る習慣があり。やや肥満体型。

全身チェック・施術のあと、後頭骨を矯正。施術後チェックで座位の痛み、立位の痛みが大幅に改善。

2、3回目施術ではあまり改善はなかったが、4回目の施術時に内臓マニュピレーションを取り入れ、夜遅くの食事を控えるよう指導。

5回目の来院時には痛みが大幅に減っており、前回同様に内臓マニュピレーションと股関節の矯正を行う。施術継続中。


夜寝る前の食事は非常に胃腸に負担をかけます。おなかが減っているが、非常に眠いという人は、消化の良いものをごくわずかにして、睡眠を優先しましょう。

朝起きると、決まって足腰が痛いという人も、夕食の時間や内容を見直して早い時間に食事を取るか、量を減らして内容もあっさりしたものにしてみましょう。夜寝ているときの胃腸の負担が大幅に減り、朝起きたときに足腰が軽くなっていることでしょう。

食べすぎは万病の元ですぞ(笑)


総合整体 けいらく堂
http://www005.upp.so-net.ne.jp/keirakudo/index.htm
脚の痛み
50歳代女性。右足の臀部から腿の外側を通り膝下外側まで痛む。特に歩行時に痛み、座っているときなどの安静時には痛まない。

右腸骨後方下方変位と仙骨の右後方下方変位を確認。パトリックテスト(あし4の字テスト、仰向けになって脚を「4」の字に組んで仙腸関節、股関節に痛みが出るかどうかのテスト)が右側で陽性。右側の恥骨筋の拘縮が存在する。

全身チェック・施術の後、恥骨筋を緩めて、右腸骨と仙骨を矯正。

施術後確認で歩行時の痛みはほとんど消失、パトリックテストも陰性となる。4日後の施術をお勧めして終了。


ちょっと専門的になりますが、いわゆるL5領域に障害(痛み)がでていたケースです。パトリックテストも陽性でしたので、すぐに仙腸関節の可動不全とL5神経の障害が主なものだな、と考えたのですが、実際は恥骨筋の障害が主でした。恥骨筋を解放することで大幅に痛みや不快感が減少したのです。

この件で経験は貴重な財産だけど、時には思い込みにつながりかねない、ということをしみじみと感じました。一人ひとりの体はちがうのだから、先入観を排除して頭の中を白紙にし、一人ひとりにきちんと検査してあたらなければならない、ということです。

検査して施術、そして再検査。最も基本ですが一番大事なことの一つですね。

copyright © 2004-2005 Powered By FC2ブログ allrights reserved.
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。