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整体師の雑記帳
整体師の雑記帳。技術、よもやま話、施術のことなどとりとめも無く。
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脊髄小脳変性症
今回の症例報告は、患者さん(50歳代、男性)からのものです。

脊髄小脳変性症を患った患者さんが、病気の様子、悪化していく心境と、当院で頭蓋療法を受けた際の感想・結果を、あるSNSに日記として書いてくれていました。

長くなりますが、日記を引用させていただきながら、途中で私のコメントを入れていきたいと思います。

なお、掲載・引用に当たっては患者さん本人のご承諾を得ており、個人情報に関する部分は割愛させていただきます。



No1.jpg

2010年7月18日「脊髄小脳変性症による神経異常らしい」

3日ほど前から、何の前触れもなく左足に突然激痛が走るようになった。今日で4回目かな?

神経痛の痛みと違い、ある部分一点のみそれも足の深いところから針でも刺したような激痛が走る感じ。
数分するとけろっと治り、何事もなく歩ける。

医者に聞くと神経が騙されて、あたかもそこが痛いと感じる
この病気特有の神経反射とのこと。実際は足が痛いのでは無く小脳内の神経末端が何か障害を起こした結果らしい。

いろいろ症状を起こしてくれ面白いが、困るのはいつ起きるか
判らないこと。車を運転している時にこんな事が起きたらどうしよう、
少々困るな…。





2010年7月31日「今日、7月に検査した結果が出たので聞きに行った。」

「退院後、一年が経過したので脳内血流量とMRIを取り、その結果がでたので血液検査がてら聞きに行ってきた。

ガーンだった。MRIの所見は以前と変わらずだったが血流量が退院時より減っているとのこと。それも小脳に限らず大脳全体にわたって減ってきているとのこと。特に前頭葉の血流がかなり減っていた。

どういう事かと聞くと、痴呆症になりやすくなるとのこと。
小脳も随分萎縮が進んでいるらしい。

左足の異常もうるさいほど訴えたら、今度は前罹った腰椎ヘルニアの経過を見るため、またMRIをとるそうだ。

それと暑いので発泡酒を飲み過ぎたのか、血液検査の結果3ヶ月で尿酸値が5から9に急上昇。

いつ痛風が起きてもいい値だって。

やれやれ、悪いことばかり起こるなぁ。



2010年8月23日「相変わらずの病気心得」

一ヶ月位前から左足の調子がさらに悪くなってきた。
発病したのも左足の異常だったが、脱力感が強くなってきた。

安静にしていると何ともないが、半日ほど仕事などで歩き回るとてきめんに左膝がカクンと力が抜けてしまう。
やれやれだが、歩けないということもないし、注意していれば普通に歩けるだけマシか。

発病して一年でこんな具合だと数年経つと杖のお世話になるのかな?

まぁ、人より早く人生を歩んでいるのかと思えば気も楽だから
出来る時にやりたいことを出来るだけやってしまおう。

後悔のないように前を向いて生きていくだけだ。


2010年8月28日「小脳変性症の検査結果-2」

今週月曜に脳内シンチとMRI(腰椎部)の再検査を行った。
理由は激しい運動をすると左足の力が抜けてくると医者に訴えたため。
その結果が土曜に出たので聞いてきた。

脳内血流は前より改善しているが萎縮した小脳は元に戻らず、小脳に行く血流は下がったままだった。
それはそうだろう、小さくなった小脳にそんなに血液が流れるはずもないと思う。
また腰椎ヘルニアの突出した軟骨も以前より小さくなっているが骨に小さな針状突起が出来ているとのこと。何の事だろう。
でも突出した軟骨は神経の右側を圧迫しているので、症状が出るなら右足だろうと言っていた。要は神経内科では分からないと言うことだ。
結局、再度整形外科でヘルニアの所見を見て貰う事になった。

(中略)

でも一年で左足の異常がこれだけ進行するということは、動けなくなるのにそう長い年月はかからないだろう。

さてそれまでにどこまでやりたいことが出来るかな?
それまで頑張るぞ。





ここで、私から頭蓋調整の提案をさせていただきました。

頭蓋の状態を見てみると、右後頭骨を中心に頭蓋リズムがほとんどない状態でした。調整はCV4(第4脳室テクニック)を中心に音叉療法、リズムの誘導、硬膜リリースを週1回のペースで行いました。

では、その結果をどうぞ。



no,2

2010年9月1日「脳の不思議」

脊髄小脳変性症に罹って一年、注射で病状の進行を抑えていたが、前の日記に書いたようにだんだん左足の脱力感がひどくなってきた。疲れた時など歩くと膝カックン状態。
もはやこれまでかと思っていたが、カイロプラクティクス(原文ママ)の先生が頭蓋オステオパシーをして見たらどうかと助言をしてくれたのがきっかけで都合4回施術して頂いた。
施術と言っても整体とは全く違う。頭を手で覆うだけなのだが何か頭のリズムをとっているような軽い指先の感じがするだけ。
でも最初は特に右側の萎縮した小脳のあたりをさわられると痛み、熱感、頭から肩にかけ、すごく疲れた感じがしていたが、4回目では随分軽くなった。

終わった後、暫くして立ち上がったらなんだか左足の感覚が違う。普通に歩ける。左足で片足立ちが出来る。左足だけで膝を曲げ伸ばし出来る。脱力感もない。なにこれ、常人と同じじゃない。二日経っても全く問題無い歩きが出来る。どうしてこんな奇跡みたいな事が起こるのだろう。
先生はもう少し続けて頭蓋がスムースに動くようになればいいけど、と言っていたけど随分細かい神経を使う施術法みたい。(大変そう)
今は先生に感謝あるのみ。(言葉が見あたらない)
それとこういう機会に巡り会える自分に感謝です。




ここで医師の検査を受けました。結果は側頭部の血流が1.5倍、小脳病変部の血流が10%増加していました。

自覚症状もほぼ消えましたので、調整の間隔をあけていき、11月に再度、医師の検査を受けました。



2010年11月21日「検査のため20日病院に行った」

脊髄小脳変性症の診断から1年半、 今年の9月までは自分ではっきり知覚できるほど神経の違和感があり原因不明の甲状腺異常にも見舞われた。
でもその後歩いても足の運びに違和感がなくなり、甲状腺機能を示すTSHの値も11から10月下旬では3に落ちていた。
薬も最初の2週間位で止めたのに(不思議だな?)

そして11月20日検査の日、なんと!!!!

眼球運動検査、歩行検査、その他検査の結果異常なし
血液検査:貧血はあるもののTSH0、5(甲状腺は正常に働いている!)
神経伝達速度:平常人と変わらず
脳内シンチグラム:血流量、小脳部60%(前回35%)、
頭頂部65%(前回50%)総てにおいて改善!
(小脳は相変わらず萎縮していたが)

脳神経内科の先生が困惑したように、次の日ももう一度検査をするとの事。
あちこちに連絡して再検査となった。

神経伝達速度計測は今度はご丁寧にあちこち電極をつけ、電流を流して検査するもの。
MRIシンチグラムも取り直し。
検査が終わったのが昼過ぎ、結果は夕方に分かったが、案の定、昨日の結果とほとんど変わらず、だった。

いつから変化が出たのか等、うるさく聞かれたが、まさか頭蓋オプテオパシー(原文ママ、以下同)を施術して貰ったとも言えず当たり障りの無い返事をしていたら最後に一言、
「まあ、病気は気からというからこれで良しとしましょう」でチョン。
このまま継続検査だって。

但し、良くなったからと言って一時的なものかもしれないと
釘をさすことも忘れなかった。

確かにオプテオパシーをして貰ったら千鳥足は止まり、片足立ちも出来る、足の脱力感も無くなったのは確かだし、今度の検査結果はそのことを裏付けているけど、どうしてなのかな?

(中略)

頭蓋オプテオパシーを施術して貰って解ったこと、それは私の硬膜は固まりやすい(頭蓋が動きにくくなる)そうな。
ほっておくと動きが悪くなるらしい。

どうしてそうなるのかは解らないが、どうもそのあたりに原因があるのではないかな?

まあともあれ、脳内の血流量が増えたのだし、症状も改善されたのだから言うこと無し。

こんな私にいろいろ関わってくれた皆さんに感謝!々!
ただ、ありがとうございました。ホントにありがとうございました。



硬膜について述べていますが、硬膜というのは脳を包んでいる膜の一つです。


現在、脳の萎縮はあるものの、運動機能は常人とかわらず、運動をしながら普通の生活をおくっています。


ただ、この病気は年単位で症状が変化しますので、注意深く変化を見逃さずいきたいと思います。



総合整体 けいらく堂
http://www005.upp.so-net.ne.jp/keirakudo/
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施術の後には
整体施術の後には

水を飲みましょう!!

なぜ水を飲んだほうがよいのか?

それは、施術の後しばらくは、非常に血液、リンパの流れがよくなっているからです。その流れを利用して体の中の老廃物を洗い流していきます。

お茶、スポーツ飲料、ジュースではダメです。なぜならお水を飲むほどの効果が得られないからです。

シャワーを浴びるのを想像してみてください。ジュースやコーヒーのシャワーを浴びて、きれいになったと思えますか?

それと同じで、体のなかも添加物のない、真水の摂取を必要としているのです。

飲む量は成人で一日2リットル程度(一度でなくてもいいですよ)です。水道水で結構です。水道水では、と気にされる方はコンビニでお好きなお水を買ってきて飲みましょう。

注意点を3つ

冷たい水は避ける
一日でやめない
外国製のものは避ける



総合整体 けいらく堂
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改善されなかった首の痛み
改善例ばかり挙げていると、何でもOKの整体院と勘違いされそうですので、ここらで「 全く改善しなかったケース」を上げてみたいと思います(^_^;)

70歳代男性。首の痛みがあり、回旋、屈曲等の動作が不可。いわゆる寝違い様の痛み。

頚椎上部に変位あり。

全身チェック、施術の後、頚椎の矯正を行う。が、まったく変化なし。その後も様々な手段を講じるも、全く反応無く、改善に向かわず。


首に関して、特に寝違いは、頚椎上部、鎖骨、肩関節、骨盤部の調整で何らかの変化が出るものですが、この方の場合は、いかなる手段を講じても全く変化がありませんでした。その後、色々検討しましたが、今もって何が悪かったか原因が掴めないままであり、非常に残念です。
(;_:)

総合整体 けいらく堂
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施術必要なし
20歳代女性。スパのエステで「体が歪んでいる。このままでは腰痛になって坐骨神経痛を起こす」と言われて、怖くなり当院に来院。

痛み・不調などの自覚症状は全く無い。全身チェックでわずかに肩部から頸部にかけての緊張感と、同様にわずかに上腹部の緊張を認めるが、これも特に自覚症状は無い。脚長差は無く、頸椎症候も認められない。肋骨の可動性も良好。各種整形外科的テスト(-)。脊椎各部および骨盤の可動性も正常範囲内で良好。わずかに仙骨左が下方変位しているものの、これとて固着は無い。疲労感などもなし。

以上の所見から、「当面は矯正・調整するような部位は見あたらない」と体の状態を説明し、施術の必要の無いことを話したところ、当人は非常に喜び、納得してそのまま帰宅した。


スパのエステシャンの方が、どのような判断をもって先のような話をされたのか、私にはわかりません。当院なりの検査をして施術の必要性を判断したところ、(何年も先のことはわかりませんが)当面は施術の必要なしと判断しました。

当人にもこれといった自覚症状は無かったのですが、エステシャンという「体を触るプロ」の言葉を受けて、恐怖感を抱いて当院に見えた、ということです。

私にとっても今回のケースは、自戒を促されるケースでした。どこかで、ひょんな言葉で当院に見えた方の心を傷つけたり、不安感を抱かせているかもしれないという思いからです。

言葉は、時には剣より鋭く体や心を痛めます。逆にどんな名医にも勝るとも劣らぬ薬になりもします。

注意、注意…

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内臓の乱れは体に出ます
内臓牽引反射
手術時に胃、胆嚢、または虫垂腸間膜の牽引による喉頭部痙攣

内臓性反射
内臓の障害による頭痛、せき、脈の乱れなどの、いくつかの反射

内臓運動性反射
内臓からの刺激により起こる胸部または腹部の筋肉の収縮

内臓知覚反射
特定の内臓の疾患により生じる体壁表面の痛み、あるいは圧迫に対する過敏性
(以上、ステッドマン医学大辞典 第2版より引用)


内臓は体の一部ですが、外からはその変化というのはわかりづらいものです。しかし、その反応や、障害というのは必ず外側に出てきます。時にはそれが全く関係ない部位に出てきたりして、私たちを困らせたり、悩ませたりします。

内臓絡みの痛みや不調は原因不明とされやすいものです。しかし、原因のない痛みというのは存在しません。痛みという結果には、必ずその原因が存在します。

内臓絡みの不調を防ぐに一番いい方法は、食べすぎ、飲みすぎ、をまずやめることです。腹八分目に医者要らず、です。

あと、もう一つ大事なこととして、心配、怒り、悲しみ、などの感情エネルギーを体に溜めないことです。そういった負のエネルギーは体の機能を著しく低下させます。

人間ですので怒ったり、心配したりはあるでしょう。しかしそれを溜め込まず体の外に、心の外に出して、毎日を新しい日々として過ごすようにつとめてみてはいかがでしょうか?


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お返事
先回のブログの中で質問をいただきました。内容は

①伏臥位のSLRとはどのようなものか
②立位で腸骨稜の高さの差と仙骨のずれとどのような関係があるか


というものでした。

SLR、ストレート・レッグ・ライジング・テスト、とはその名の通り、寝た状態で脚をまっすぐ伸ばしたまま片脚づつ挙げる検査(整形外科的検査)のことです。

本来は仰向け(仰臥位)で行い、ヘルニアや坐骨神経の状態を測るためのものです(と、ものの教科書には書いてありますが、実は私はそうとは思えません。まあ、これも書き出すと長いですのでまたの機会にでも)。

伏臥位のSLRとは、それをうつ伏せの状態で行うテストで、検査の意味としては仙骨の変位を検査することにあります。神経学的な検査方法ではありません。

うつ伏せで、術者が片手で軽く患者の仙骨を抑えたまま、膝を伸ばした状態で片脚ずつ挙げてもらうと、正常であれば患者の両足の上がり具合は同じになります。

これが、仙骨のずれ(特に片側の下方変位)があるときには、ずれのある側の上がり具合が低くなります。元の出典はカイロプラクティックのトムソンテクニックというものからです。

結構、精度の高い検査方法ですよ。知らなかった人は是非お試しあれ(^_^)

腸骨稜の高さの差と仙骨のずれの関係は、立位で高い腸骨稜の側で仙骨が下方変位している可能性が非常に高い、というものです。これも仙骨の変位を知る方法の一つです。

他にも第5腰椎の回転や臀部のくぼみを観察して変位を測る方法もあります。これらはローガン・ベーシック・テクニックの検査方法の一つです。

前回のブログに書いた例では、この2つの検査方法を組み合わせて仙骨の変位を確定しました。

と、以上のような説明でよろしかったでしょうか?

何かありましたらまたご質問ください。大歓迎ですよ(^_^)/


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歩きにくさ
20歳代女性。歩く時に脚が上がらない。

大腿四頭筋の筋力検査を行うと、筋力が低下していることを確認。骨盤の腸骨が上方前方変位している。

全身チェック、施術の後、腸骨の上方前方変位を矯正。大腿四頭筋にダイナミック・ストレッチを行う。

施術後、歩行を確認してもらうと歩きにくさは消失。違和感等も無いため施術終了とする。


骨盤のずれだけでなく、それに伴って腿の前側の筋肉(大腿四頭筋)の筋力も低下していたために「脚が上がらない」と言う状況になっていました。
こういう場合は、骨盤の矯正を行っただけでは不十分で、筋肉もちゃんと力を発揮できるよう調整をしてあげなくてはなりません。

この方の場合は「脚が上がらない」という形で現れていましたが、人によっては「ひざの痛み」として現れていてもおかしくないケースでした。


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